生き物環境調査と口腔ケア

真姿の池周辺での調査活動
真姿の池周辺での調査活動
7月9日(土)に市内の生き物環境調査に参加しました。市内でも豊かな自然が残るお鷹の道〜武蔵国分寺公園での植物や昆虫などの生息について観察調査を行いました。

毎年7月に行われるこの調査活動への参加は、今年で3年目になります。この日は関東地方でも梅雨明けが宣言され、朝から30度を越える暑さの中でのスタートでしたが、真姿の池周辺は湧水の流れや、樹林によって直射日光がさえぎられていることもあり、体感温度ではだいぶ涼しく感じました。

今年は例年よりも2週間も早く梅雨明けをしたことで、植物がその変化についていけずに、実をつける前に枯れてしまうものがあったりと、気候の変動が生態系にも影響を及ぼしているようです。

午後からは国分寺市立小・中学校PTA連合会の年度はじめ総会に出席した後、口腔ケアの講演会に参加し、口腔ケアの現状や課題についてのお話を伺いました。口腔ケアとは歯ブラシなど衛生面でのケアだけでなく、かむ力や飲み込む力のリハビリ等も含めた総合的なケアを指すそうです。

高齢化がすすむこれからの世の中では、生きる上での楽しみの一つでもある「食べること」の基本となる、かむ機能や飲み込む機能をできるだけ保持する等、介護や介護予防、そして医療費高騰の抑制という視点からも口腔ケアの重要性が高まると思われます。医療や介護の現場では後回しになってしまいがちな現状もあるそうですが、口腔ケアを受けることで入院期間や投薬期間が短縮することは既に実証されているとのこと。歯科衛生士も含めた訪問歯科の普及によって在宅も含めた口腔ケアの支援が広がることを期待します。