暴走する生命

2011年10月25日 14時19分 | カテゴリー: 活動報告

遺伝子組み換え食品はなぜいけないの?

遺伝子組み換えを問うドキュメンタリー映画「Life running out of Control」と「パーシー・シューマイザー モンサントとたたかう」の2本立て映画の上映会に参加しました。

今、世界の作付け面積の1/10がとうもろこし、菜種、大豆等の遺伝子組み換えで、その大半が日本に輸入されており、主に家畜のエサとして消費されていることから、日本人が一番遺伝子組み換え食品を食べている国民であると言われています。

EU諸国では、遺伝子組み換え食品の成分表示については外食も含め、全ての食品と飼料に0.9%以上の混入があれば“必ず表示”と決められています。しかし、日本では表示は限られた食品だけであること、また、日本で一番消費されている遺伝子組み換えの油は、加工品での使用の場合は表示義務がありません。

遺伝子組み換えをされたものが、人にどんな影響を与えるかはっきり分からないまま種子は売られ、育った作物を私たち消費者が直接、または家畜の飼料となってその肉、魚、卵等を食べている現状があります。安全性については、遺伝子組み換えを研究する科学者のほぼ100%が企業側であるという問題も指摘されています。

遺伝子組み換え生物の汚染が化学物質汚染と違うところは、DNA(遺伝子)は自己複製するため、ひとたび遺伝子組み換え生物が環境に放出されたら、その繁殖をコントロールできなくなり、巨大な汚染になる可能性があるということです。例えば日本でひとたび遺伝子組み換え大豆が栽培されるということは、私たちの先祖がその各地において育て受け継いできた、その土地にあった種が消えてしまうかもしれないということを意味するのです。生物多様性の保全という観点からも、警鐘を鳴らすべきです。

2010年9月、米国政府はGMサーモン(半分の生育期間で6倍の大きさに成長する遺伝子組み換えサーモン)を安全と発表しました。強い反発の声もある中、承認されれば近い将来日本にも輸入され、遺伝子組み換え鮭が店頭に並ぶ可能性が高いことが懸念されています。

一消費者として、私たち一人ひとりが食べない選択、そして遺伝子組み換え「NO!」と声を上げていくべきです。