未来への明るい希望を持って

 

国立駅大学通りのイルミネーションの前で

2011年も残すところあと数時間です。今年は東日本大震災、福島第一原発事故という、歴史に大きく刻まれたとても辛く悲しい出来事がありました。帰宅困難、計画停電、放射能汚染等、誰もが経験したことのない事態に、被災地のみならず、首都圏においても多くの混乱がありました。被災された方々が1日でも早く元の生活に戻れることを心から願っています。

政府は原発事故の収束宣言を出しましたが、海外のメディアはそろって「収束とは程遠い」と指摘しています。放射能漏れは継続しており、未だ自宅や田畑を奪われ、遠くの地で年越しをされる避難者の方もたくさんいらっしゃいます。これから廃炉までにも気の遠くなるような月日がかかり、命を削ってその作業に携わらなければならない労働者も必要です。人間の手で制止できないものを果たして「安全」と言えるのでしょうか? 核廃棄物という負の遺産を、これから生まれてくる子ども達に押しつけ続けるのでしょうか? 今こそ私たち市民一人ひとりが、原発の必要性について、そして再生可能エネルギーへのシフトについてしっかりと考え、議論していく必要があります。

個人的にも今年は選挙に挑み、市議会活動を開始するという大きな生活の変化があった1年でした。初めてのことばかりで無我夢中で日々を過ごし、気付くと今日を迎えていた、そんな毎日でした。市民の声を議会に届けるために精一杯努力しましたが、まだまだ至らない所、やりきれなかった所も多かったと思います。来年は地に足を付けて、一歩ずつ着実に歩んでいけるように頑張ります!

40歳を迎え、成人式の2倍、平均寿命の1/2という人生を振り返る節目の年にふさわしい程のたくさんの新しい出会い、懐かしい再会がありました。来年も更に多くの出会いと学びを大切にしていきたいと思っています。

未来への明るい希望を持って、新年を迎えたいと思います。今年1年間どうもありがとうございました。

皆さま、どうぞよいお年をお迎えください。