「子どもの貧困」と「地域での支援」を考える② 

山田和夫さん(中央)、豊島・生活者ネットワーク 村上のり子区議(右)と一緒に。

~『要町あさやけ子ども食堂』に行ってきました~

10月21日(水)、秋本あすか市議、国分寺ネットメンバーと一緒に、豊島区の『要町あさやけ子ども食堂』に行ってきました。

子どもも大人も、みんなでワイワイ楽しく過ごし、にぎやかな雰囲気の中、集まった親子や子どもたちと一緒に手づくりのおいしい夕食をいただきました。

奥様を亡くし、一人暮らしをされていた山田さんのご自宅を開放して月2回(第1, 3水曜日)、午後5時半~7時まで開催されている『要町あさやけ子ども食堂』は、多くのボランティアの協力や食材の寄付を受けて運営されています。1食300円で、お手伝いをする子どもは無料で夕食が食べられます。

2013年春にスタートした時には、食材や食事作り等のボランティアの確保、子どもが集まるのか、などの心配もあったそうですが、新聞やテレビで度々紹介されたことで、全国から食材の寄付が届くようになり、地域のひとり暮らしの方や大学生などもお手伝いとして関わってくださっているとのこと。来る人誰をも受け入れてくれるあたたかな雰囲気と、ボランティアスタッフの見事なチームワークは、心が一つになっているからでしょうか。当日集まった人で役割分担を決め、協力しながら手際よく作業が進んでいました。

  

この日は、地域の農家や八百屋さんから提供された野菜や果物等、色とりどりの7~8品のおかずの盛り合わせでした。同じ食卓を囲みながら、初めて会った人どうしでも自然と会話がはずみます。山田さんの寝室以外は全ての部屋を開放してくださっていて、食事を済ませた後は、午後7時までは2階の部屋で異年齢の子どもたちが一緒に交流しながら自由に遊んでいます。中には真っ暗な押し入れに入って遊んでいる子どもたちも(笑)。テレビやゲームはなくても、いや、皆と遊べることが楽しいのですね!部屋の角には子ども服のリサイクルコーナーもありました。

帰りの電車で、「デポーの2階で夕方から集まってみんなで夕食を食べる企画をしてみたらどうかな」、「一緒に宿題を見てあげられる学習支援もできたらいいね」等、話が盛り上がりました。

地域のあちこちにこのような場ができれば、子どもが一人でも歩いて行くことができますし、兄弟がいなくても自然と異年齢での遊びができます。

地域の人と人が出会い、笑顔になれる場として、国分寺市でも「子ども食堂」を実現させたいですね!