6月議会が終わりました

5月に視察で訪れた東京ゲートブリッジの上で。後ろに見えるのは、東京臨海風力発電所、通称「風ぐるま」。
5月に視察で訪れた東京ゲートブリッジの上で。後ろに見えるのは、東京臨海風力発電所、通称「風ぐるま」。
6月1日から始まった第2回定例会が、6月25日の本会議を経て閉会しました。今回行った一般質問の通告の内容は以下の通りです。

1.市民の体力づくりについて
 ①子どもの体力づくりについて
 ②高齢者の体力づくりについて
 ③障がいのある人の運動・スポーツの取り組みについて
2.地域防災計画の見直しについて
 ①被害想定の見直しを受けて
 ②災害時要援護者の支援について

近年、生活習慣の乱れや3間(時間・空間・仲間)の減少に伴う子どもの体力低下が社会的な課題になっている中で、国分寺市の子どもの体力数値が全国・東京都平均ともに多くの項目で下回っている現状をふまえ、子どもの体力づくりの重要性について、「小さい時から外遊びを体験する機会を増やすことは、外遊びの楽しさや基礎体力の向上にもつながる」ことについて、行政と認識共有を行った上で取り組みの重要性を訴えました。

具体的には、父親の育児参加や地域コミュニティへの参加のきっかけにもなることから、土曜日の親子ひろば事業を、地域の公園等を利用した野外型として拡充することや、子どもの基本的な生活習慣の基盤づくりなど、家庭や地域を巻き込み、庁内で各部課の連携のもとに対策を講じることを求めました。

また、高齢者の体力づくりについては、介護予防としての体力づくりの重要性について指摘し、今回再構築された「地域生きがい交流事業」では、体力づくりのプログラムがない会場があるため、9月からの事業見直しにあたっては、介護予防体操を全ての会場で実施することを提案しました。

障がいのある人の運動・スポーツの取り組みについては、東京都の「障害者スポーツ地域開拓推進事業」等を活用し、指導者の派遣や子どもや高齢者とも一緒に楽しめるスポーツイベントの実施とともに、情報提供の充実や、障害者スポーツ指導員資格取得の推進を図ることを提案しました。

地域防災計画の見直しについては、東京都の被害想定の見直しを受け、公助だけではもはや対応できないことが明らかになりました。そこで、自助・共助の取り組みを進めるためにも、全避難所において地域住民参加型で運営マニュアルを策定すること、上水道事業が都に移管したことに伴い、給水対応について東京都との連携体制の確認を早急に行うこと、災害時要援護者の安否確認や二次避難所の運営における地域の福祉施設と連携した体制づくり等を求めました。

国分寺市のHPでは音声配信も行っています。

各質問項目について、行政答弁を含めた詳細については別途お知らせしていきます。