コミュニティ・スクールについて

2013年12月31日 16時42分 | カテゴリー: 活動報告, 議会質問

平成25年12月議会 一般質問⑨

Q. 昨年度の準備期間を経て、今年度から七小と八小が正式にコミュニティ・スクールとして指定されました。また、現在は九小においても指定に向けた準備が始まっています。そこで、まずお伺いいたしますが、コミュニティ・スクールと指定されたことで、今までの学校と大きく変わる部分について御説明ください。

A. 教育長)コミュニティ・スクールであってもなくても、今の学校というのは、とにかく開かれた学校づくりということで、地域と一体になって教育活動を行っていくということでは変わりはありません。しかし、コミュニティ・スクール、地域運営学校とも呼ぶ学校でございますけれども、コミュニティ・スクールの場合には、その観点から、地域の方々、保護者、これと学校が、より一層一体になって、学校運営を行っていくというところに大きな違いがあるのだろうと思っております。学校運営協議会というものが設置される点でも同じでございますけれども、やはりコミュニティ・スクールの場合の学校運営協議会については、その他の学校とは、その機能、あるいは持っている権限等が大きく異なっているということが挙げられます。

Q. 今、御説明いただきましたように、これまでの学校運営協議会と比べて、コミュニティ・スクール協議会というのは非常に大きな権限を持つということになります。文部科学省では、コミュニティ・スクールを進めていく上で、熟議と協働が重要であるとしています。熟議とは、多くの当事者による熟慮と配慮を重ねながら、課題解決、政策形成をしていくことであり、具体的には、多くの当事者──この場合は保護者や教員や地域住民などですが、──が集まって、課題について学習、熟慮し、議論をすることにより、互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに、解決策が洗練され、個々が納得して自分の役割を果たすようになるというプロセスのことを言うそうです。国分寺市のコミュニティ・スクール協議会におきましても、校長の提案した基本方針や年間授業計画など承認していくに当たり、熟議が行えること、また協働という視点からは、校長を初め、管理職や協議会委員、コーディネーターなどの運営主体となるメンバーが交代しても、活動の継続性を保っていくために、地域との協働による取り組みをいかに広げていくかということが重要ではないでしょうか。この点について、教育委員会としての考え方と、具体的に行っている取り組みがあれば、お伺いしたいと思います。

A. 教育長)御紹介あったように、学校と地域の人々が、みんなが本当によく考えて、話し合っていく、いわゆる熟議ということは、このコミュニティ・スクールを運営していく上でも根幹になる部分だと考えています。これについては、回数は年間7回程度ということで限られておりますので、この回数の問題等は課題になってくるわけでございますけれども、この定期的な会合にかかわらず、参画してくださる皆さんが話し合いの場を頻繁に持てるようにすること、これを大事にしていかなければいけないのだろうと思っています。

また、協働。同じ目線に、目標に向かって一緒になって活動していくという、この協働でございますけれども、これについても、協働を行うには地域、保護者のコミュニティ・スクールという、この制度自体の理解が進んでいないと、これは協働も成り立ちませんし、何よりも地域の方々に理解をしていただいて、学校とともに汗をかいていただくということ、これを大事にしていかなければいけないのだろうと思っております。

Q. 熟議という概念は、まだまだ、これからどのように発展させていくかということでは課題の1つであると考えています。学校からの情報提供、それから保護者と同じ目線に立った、地域の方々、それから学校、行政初め各機関のさまざまな連携を進めていくという意味でも、これからの取り組み、注目させていただきたいと思います。

また、地域とともに進めるコミュニティ・スクールの活動に、地域住民の方の理解と協力は不可欠です。一方で、自治会・町内会を初め、市民団体が活動する際に、活動の場の確保が難しいというお声を伺います。そこで、放課後や週末などに学校内で利用できる部屋を地域の方に積極的に開放し、地域活動の一環として使えるようにしていただきたいと思います。現在は校庭や体育館、プールといったスポーツ施設やホールが主な貸し出しの対象施設になっておりますが、国分寺市の自治基本条例では、第9条で、「市は協働の推進に当たり、多様で開かれた場、または機会の創設拡大等、協働のための基盤整備に努めるとともに、市民活動団体、地域コミュニティなどに対して、その自主性を尊重しつつ、公の施設の積極的な活用等、必要な支援を行うもの」とあります。開かれた学校、地域活動、地域コミュニティの拠点としての学校という視点からも、スポーツ施設、ホール以外の、例えば、会議室などのお部屋の貸し出しという部分に関しても、積極的に地域への開放を行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

A. 教育長)コミュニティ・スクールを維持し、また継続していく上では、やはり学校が持っている施設を地域の方々が大いに利用していただくこと、使っていただくことは重要なポイントだと思っております。そういった意味でも、これまでも学校は、その施設、設備を、条例・規則に基づいて使っていただいておりますけれども、今後も、なお一層、使いやすい学校になるように、コミュニティ・スクールと言う以上は、より一層、それを推進していく必要はあると思っています。

最後に、コミュニティ・スクールの取り組みについて、始まったばかりということもありまして、まだまだ地域の方にも周知が及んでいない状況です。市報や、それから庁内各課の他機関とも連携しながら、コミュニティ・スクールについての情報をしっかりと届けていくということを求めて、一般質問を終了します。