佐渡市との姉妹都市交流について

平成26年9月議会 一般質問⑩

姉妹都市交流について、小・中学校での取り組みについてお伺いいたします。

ことしは、国分寺市と佐渡市が姉妹都市提携25周年を迎えたこともあり、7月に議会視察で佐渡市に行ってまいりました。私は、今回が初めての佐渡市訪問でしたが、自然や文化、歴史、観光など、改めて佐渡市について知らないことが多かったと反省するとともに、国分寺について再認識する機会ともなりました。

そこで、国分寺市の子どもたちにも、自分のまちの姉妹都市について知ってもらいたいという思いを持ったのですが、現在、国分寺市の小・中学校で姉妹都市についての学習は行われているかどうか教えてください。

教育長) 姉妹都市、具体的には佐渡市とマリオン市についてでございますけれども、社会科の学習の中で地理の学習等は行いますけれども、具体的に両市を取り上げて詳細に、その市の特徴であったり、地理的なものを学習するようなことは行われていません。国内外の特徴のある地域を取り上げての学習というのはありますけれども、それが佐渡市とマリオン市だということは、今は実際はないわけでございます。

子どもたちにとっては、佐渡市というのは、ジュニアサマーの案内を学校を通して全員に配布をしてもらったときに紹介をされたり、あるいは学校単位でマリオン市と交流をするような、そういう機会を持っている学校等々については、やはり理解が進んでいますけれども、全体の中では、やはり学校によってかなり温度差があるのだろうと思っています。現状は、そういうところでございます。

では、これからの取り組みとして、小・中学校の総合学習であったり、私たちの国分寺を学ぶ過程の中で、ぜひ、姉妹都市について学ぶ機会をつくっていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。

教育長) 今、申し上げたように、教育課程の中で、特に、今、それを取り上げてということは、なかなか予定されている教育課程の中では難しいのかなと思っています。 しかし、総合的な学習の中で子どもたちが調べ学習をする中で、佐渡市を取り上げる、あるいはオーストラリアの気候について取り上げるとか、そういう機会というのはあるわけでございますので、そういう子どもたちの自発的な学習については、これは学校ももちろん学ぶことを応援していきますし、姉妹都市でありますから、やはり我々としては、そういう学習も学校の中で活発に行われてほしいなと願っていますので、折に触れて、そういうことも学校には伝えてまいりたいと思います。

ぜひ、よろしくお願いいたします。 

あわせまして、食文化を学ぶという観点から、小学校のイベント給食で、佐渡市の名産品や郷土料理など、オーストラリアについては難しいかもしれませんけれども、取り入れていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。毎年、秋に行われる国分寺まつりでは、佐渡市の物産展が大盛況です。私も、昨年の国分寺まつりで温かい磯汁をいただきましたが、肌寒い日だったので身にしみるおいしさを実感しました。手の込んだメニューでなくても、佐渡市のお米は炊きたての白い御飯だけでもとてもおいしかったです。生き物を育む農法による、「朱鷺と暮らす郷づくり」認証米というお米をつくっているそうですが、そのような米づくりなど、環境への取り組みを学ぶことにもつながると思いますが、いかがでしょうか。

教育長) 佐渡市のホームページを見ますと、佐渡市の郷土料理という部分があって、写真入りで紹介をされていたりします。学校の栄養職員に聞きますと、その中でも給食としてチャレンジできるような料理があるようにも聞いていますので、給食という制限のある範囲ではありますけれども、そういうことを通して、お互いの交流が進めば何よりでございますので、これからは考えていきたいと思っています。

ありがとうございました。ぜひ、よろしくお願いいたします。