離乳食講習では、母親の健康管理の視点も重要

平成27年6月議会 一般質問③

産後の母親の健康管理に関しては、産後はホルモンバランスが崩れたり、また夜の授乳があったり夜泣きなど、慢性的な寝不足から心身の体調を崩しやすいときでもあります。特に初めての子育てのときには不慣れさもあって不安を感じやすいために、母子保健という視点からも母親の心身の健康保持は重要な視点です。そこで、離乳食講習会では子どもの離乳食づくりとあわせて産後の母親の健康保持という視点も持って母親の食生活、栄養にも焦点を当てた内容に工夫していただきたいと思います。初めての子育てで慣れないことも多く、そして忙しい毎日を送る中で、離乳食づくりであったり、子どもに食べさせることに一生懸命になる一方で、母親自身の食事や健康管理がおろそかになってしまいがちです。食育という観点からも大人の食事をつくりながら取り分けてつくる方法など、時間をかけずに簡単に離乳食をつくるこつや食生活のアドバイスを盛り込んで、親も子どもも楽しく自分に合った食生活が送れるような工夫も講座の中で取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

福祉保健部長) 離乳食講習会は、対象月齢に応じて忙しい母親が時間をかけずに簡単につくれる離乳食のつくり方や、子育て世代のバランスのよい食事についてもお話をしているところです。現在、両親学級では母親の健康管理に向け、簡単にできる野菜調理法やバランスのとり方についても説明しております。今後は子育て中の母親の健康管理を促すため、離乳食講習会でもこの両親学級と同様の内容を盛り込んでいきたいと考えます。

また、みずからの健康がおろそかになりがちな母親に向けて、乳幼児健診とか親子ひろばでのミニ講座など、さまざまな機会を通じて食育に関する情報も提供してまいりたいと考えております。

ありがとうございます。ぜひ、この食育という観点からの取り組みを、引き続きよろしくお願いいたします。