2013年を迎えて
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
東日本大震災から約2年が経とうとしていますが、今もなお、避難所での生活を余儀なくされている方がいらっしゃいます。昨年11月に行われた総合防災訓練で宿泊訓練に参加した際に、11月といえども体育館は底冷えしており、厚着をして毛布にくるまっても寒くて眠れず、寒さ・暑さの厳しい地域で、2年にも及ぶ避難所での生活がいかに厳しいものであるかを痛感しました。一日でも早い被災地の復興を願わずにはいられません。
災害に強いまちづくりを進めることは、「私発」「私たち発」の発想を育て、地域の中で顔の見える関係が広がることからも、地域力を高めることにつながると考えます。また、自分たちの暮らしている地域や日々の暮らし方について、改めて考えるきっかけにもなるのではないでしょうか?
国分寺市では現在、地域防災計画の見直し案に対するパブリックコメントが実施されています(1/11まで)。この計画の主体者でもある私たち市民一人ひとりが、改めて「いざという時」をイメージしながら、ハード面、ソフト面それぞれの面から「私発」の視点で、取り組むべきことを思い描いてみてはいかがでしょうか。
今年もお一人でも多くの方とお会いし、学びを重ねながら日々精進していきたいと思います。どうぞ皆さまのお声をお寄せください。
今年もよろしくお願いいたします。