国分寺駅北口再開発ビル公益施設の活用について
平成26年12月議会 一般質問②
現在、北口の再開発ビル西街区5階に設置予定の公益施設について、ワークショップや無作為抽出のアンケートが行われています。駅ビルという利便性の高い場所での行政機能を持った公益施設については、市民の関心も高く、ワークショップへの参加や意見も多数寄せられると、先日の国分寺駅周辺整備特別委員会でも御報告がございました。前段、市の情報公開の現状と課題について確認させていただきました。オープナーの物理的な制約などを考えると、約3年後になりますが、完成を迎える再開発ビル5階に新たにつくられる行政機能を持った公益施設を積極的に活用して、多くの市民が利用できる情報の受発信の場となるような工夫をお願いしたいと思います。
先日、立川市の市政情報公開コーナーを見学する機会がありました。そこでは市民自治の情報拠点、市政情報の集積拠点、市民活動情報の連携拠点、開かれた総合的な情報提供の場をコンセプトとして、あらゆる情報提供が行われています。市民が市政に参加しようと思ったとき、また、地域で活動したいと思ったときに必要な情報は行政情報だけではありません。どのような地域事業が市民に必要とされているのかという視点から御検討いただき、例えば、市民活動やボランティアの情報、民間の情報も含めた地域情報があることで、より市民生活に根差した総合的な地域情報の発信の場になるのだと思います。
また、先日の質問でも、電子図書について御提案がありましたが、このワークショップの中でも、行政機能に付加したい機能として、ITの充実という御意見も出されておりますので、ICTを活用した情報センターとなるような方針を持って、ぜひ進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
政策部長兼都市開発部長) 先ほどから答弁しておりますように、知る権利につきましては大変重要な内容でありまして、施策を進めていく上でも、大きくパートナーとなり得るところでございますので、重要な御指摘だと考えております。
ただ、こちらの5階の施設につきましても、庁舎と同様、限られたスペースでございます。その中で真に市民があの立地条件の中で、どういう優先順位で施設、あるいは膨大な情報を提供できるものを御用意すればいいのかということについては、もう少し詳しく検討が必要だと思っています。行政情報を提供することについては、私どもとしてはありがたい話ではございますし、必要なことだと十分認識しておりますが、あのスペースの中で、市民の皆さんからの優先順位を考えると、例えば、観光情報ですとか、そういうようなところに特化する可能性もございます。そういうようなところも含めて、もう少しお時間をいただいて、市民の皆さんとともに、最終的には一定の優先順位をもって整理をしていきたいと考えています。
ぜひとも、これからも寄せられる市民意見なども参考にしていただいて、御検討いただきたいと思います。
また、あわせて利用時間についてですが、行政の都合で平日の9時から5時とするのではなく、多様化した市民のライフスタイルに即して、より利用しやすいように、夜間や休日の開館についても御検討いただきたいと思いますが、その点、いかがでしょうか。
政策部長兼都市開発部長) 国分寺駅の再開発ビルの5階につきましては、現在、政策経営課、市政戦略室、国分寺駅周辺整備課が核となって、一緒に作業を進めております。当然、その中で一緒に同居する施設というのがございます。その開館と合わせて、こちらが開館していて、こちらが閉館というのは避けたいと考えておりますので、今のお話のような趣旨をもって、私どもも対応を進めておりますので、何時から何時という明確なところはありませんが、土日が閉まってしまうというようなことは避ける方向で進めていきたいと考えています。
国分寺駅北口の駅ビルが新たな情報の発信地となるようなことを願いまして、この質問は終わらせていただきます。