平和施策について~次世代を生きる子どもたちが地域から平和を発信する取り組みを~

平成27年6月議会 一般質問⑪

最後に、平和施策についてお伺いいたします。戦争のない平和な社会を次世代を担う子どもたちに受け継ぐために、戦後70年という年だからこそ、今日の私たちの平穏な暮らしは、70年間日本国憲法を守り、戦争をしないできた平和な日本があったからこそ営まれているということを改めて認識すべきではないでしょうか。そして節目の年として、改めて非核平和都市宣言をしている国分寺市として、ピースメッセンジャー事業とも連携し、子どもたちが地域から平和を発信する取り組みを行うことについて御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

市民生活部長) ことしは確かに戦後70周年を迎えるということで、その取り組みについては、今まで行っていたパネル展等についても会場をふやしていくとか、取り組んでいきたいと思っています。会場としては、光方面がなかったので、光公民館等での展示を現在考えているところでございます。御紹介があったピースメッセンジャーにつきましては、去年から1泊するような形になっておりまして、広島中・高生クラブとの交流ということで、広島の子どもたちとのワークショップなどで平和について考えるようなことを体験してきてもらうことが追加になっております。

そのような体験を生かして市内の子どもたちから子どもたちへピースメッセンジャーから何か発信できないかということで、今まで行ってきた平和祈念事業のほかに、担当のほうでは今試行的にできないかということを現在検討しているところでございますので、年明けに児童館で読み聞かせなども行ったり、被爆者の方の語り部をお呼びして子どもたちにお話を伝えるようなところがございますので、そのような場面も通じてピースメッセンジャーの立場として子どもから子どもへ何か伝えられないかというようなところを模索していきたいと考えております。

ぜひとも子どもたちが地域のピースメッセンジャーとして主体的に平和を発信する取り組みとして期待したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

一人一人の人権が守られて大切にされる社会は共生のまちづくりにつながります。多様性を認め合い、誰もが対等でお互いに人権を尊重できる社会は命を大切にすること、そして世界平和につながることを市民とともに共有し、国分寺市から平和を発信することを要望しまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。