核なき世界にむけて~被団協ノーベル平和賞受賞~
10月12日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が、ノーベル平和賞を受賞しました。
核兵器のない世界の実現に尽力し、核兵器が二度と使われてはならないことを証言を通して示してきたことが、受賞理由としてあげられています。被爆による健康被害や差別・偏見を受けながらも被爆体験を語り継ぎ、核廃絶にむけ世界に発信し行動し続けてこられた被団協の皆さんの長年の活動に深く敬意を表します。
来年は広島・長崎に原爆が投下されてから80年。被爆者が高齢化しています。20歳の時に長崎で被爆した義母が、今月のはじめに99歳で天国に旅立ちました。被爆体験の記憶と記録を語り継ぐ証言集に、義母の手記も記されており、この受賞を知ったらどんなに喜ぶことでしょう。
世界ではパレスチナガザ地区での紛争や、ウクライナの戦争も長引く中で、核の脅威はますます高まっています。この度の被団協のノーベル平和賞受賞を追い風に、日本政府は核なき世界にむけ、一日も早く核禁止条約へ署名・批准をし、唯一の戦争被爆国として世界にむけて核廃絶を訴え、その道筋をつけるべきです。
衆議院議員選挙が間もなく始まります。
自民党政権では実現できなかった核禁止条約への署名を実現するためにも政権交代を実現させましょう!