江戸川区すくすくスクール視察

地域・学校・保護者が連携して、地域の方との交流や様々な体験を通して子どもたちの豊かな人間性を育む、そんな取り組みを平成16年から先駆的に進めている江戸川区の「すくすくスクール」の視察に行ってきました。

江戸川区では教育委員会の管轄するすくすくスクールが学童クラブ機能を包括しており、1〜6年生までの全児童を対象に土曜日や夏休み等の長期休暇、学校の振替休日にも実施されています。第二の学校として、子どもの居場所としてだけではなく、幅広い世代の地域住民との異世代交流を通じて多くの人とかかわりながら、子どもの社会性やコミュニケーション力を発達させることに貢献している所が大きな特徴です。

すくすくスクールに来ると「お帰り」と迎えられ、「ただいま」と答える子どもたち。地域の中で顔を知っている大人が増えていくことで、子どもは学校外でも自然と挨拶をするようになり、また、地域の方も子どもたちとのふれあいを楽しみにしているという。結果として顔の見える関係が広がり、子どもの安全を見守る地域力が自然に育っていると伺いました。

地域全体で子育て支援に取り組む環境のためか、江戸川区では出生率が23区内でトップであり、区が就学前の子どもを持つ保護者3千人に行った調査では、94.9%の人が子育てしやすいまちと答えているそうです。

国分寺市で子どもの居場所・放課後活動事業として行われている「放課後子どもプラン」についての教育委員会と子ども福祉部との連携についても探っていきたいと思います。