通学路の安全対策~子どもたちの見守りについて~
平成26年9月議会 一般質問⑥
子どもたちの見守りについてお伺いいたします。
現在、子どもたちの登下校の防犯対策として、子ども110番の家の取り組みが行われておりますが、まず、この現状について御説明いただけませんでしょうか。
教育部長) 子ども110番の家は、児童・生徒が危険や恐怖を感じたときに、緊急避難的に、一時的に避難できる場所ということで、地域の皆さんの御協力を得ながら進めているというものであります。今年度は、1,110軒の方に登録をいただきまして、この取り組みを行っているというところでございます。
1,110軒と多くの御登録があるということで、地域で子どもの安全対策に御協力いただける方がふえるということは、防犯という観点からも大変心強いことだと思います。学校ボランティアや通学路の見守り活動に御協力いただいている方については、学校との交流の機会がさまざまな場面であることが多いと思います。しかし、子ども110番の家に関しては、ステッカーが張ってあるというだけで、登録はしているけれども、学校や子どもたちとのかかわりは余りないというのが現状です。
他市では、子ども110番の家のウォークラリーなど、さまざまな形で、子どもたちと地域の子ども110番の家の方が交流を行っているところもあり、顔見知りになることができてよいという声も上がっているようです。
そこで、入学したばかりの1年生が行う集団下校のときや地域探検の授業の際に、通学路や、その近くにある子ども110番の家を確認するような取り組みと合わせて、これは現在もやっているとは思いますが、子ども110番の家の方に日ごろからの感謝の意をあらわし、交流を深めるという意味でも、学区内の子ども110番の家に子どもたちが学校だよりを届けるなど、子どもたちによる訪問の機会を持ってはいかがでしょうか。
教育部長) 今、議員の御紹介のように、集団下校時とか地域めぐりのときに、そのように、ここの家が子ども110番の家なのだというようなことをみんなで確認する、児童と一緒に確認をする、そのようなことは行っております。また、地域安全マップというものを活用しながら、こういうところに子ども110番の家があるということについても知らしめていくというようなことに努めております。
そこで、子ども110番の家と児童との交流の場というお話であります。現在、自治会の皆さんの御協力を得ながら、子ども110番の家について、ここの家とか、広げていく啓発とか、そういうことを行っておるところですけれども、直接、児童がその家に伺って交流をするということは、現在は行っておりません。今後、どのような形でそういう理解を深める取り組みができるかということについては、さまざまな形が考えられると思いますけれども、少し検討をさせていただきたいと思います。
他市の事例なども参考にしながら、訪問することで顔見知りになれるという効果もあるようですので、ぜひ、取り組みを進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。