子どもの遊び場の拡充を~冒険遊び場・放課後子どもプラン~
子どもの遊びは、生きる力を育むためにもとても大切で、大きな意味を持っています。しかし、国分寺市では、地域で子どもたちが思いっきり遊べる場所や自然が少なくなっています。子どもたちの遊びや、参加する権利を保障するという観点からも、子どもたちの遊び場の拡充を、市民参加・子ども参加ですすめることが重要です。
西元町にある冒険遊び場「プレイステーション」は、泥んこ遊びや、火を使った体験など、ダイナミックな遊びができる貴重な遊び場です。そのプレイステーションが、来年度に恋ヶ窪駅北側の西武線の線路沿いの場所(旧放置自転車保管場所)に移転することが決まりました。今後のプレイステーションのあり方については、子どもたちの豊かな遊びを保障するためにも、市民参加、子ども参加で考え、作り上げていくことが必要です。あわせて、現在のプレイステーションの近隣に代わりの遊び場を確保することも必須です。
子どもたちの放課後の居場所・遊び場としては、小学校の教室や校庭を開放して「放課後子どもプラン」が行われています。市内には、子どもたちが思いっきり体を動かして遊べる広い公園や、ボール遊びができる公園が非常に少ない中で、小学校の広い校庭を使って行われる放課後子どもプランは、子どもたちの遊び場、居場所としても、とても重要な場となっています。
一方で、この放課後子どもプランは、小学校のPTAが主体となる実施委員会が運営を担っているため、小学校ごとに開催日数が異なっている現状があります。通称「遊びの場」と呼ばれる校庭開放は、一番回数の多い小学校と、一番回数の少ない小学校で年間、約100日(97日)も、開催日数の差があり、子どもたちの遊びの機会も学校区ごとに違いが出てしまっています。
府中市では、放課後子どもプランを地域のNPOなどに委託して運営しており、どの小学校でも週5日間、さらに夏休みなどの長期休暇中も含めて開催されています。国分寺市でも運営形態の見直しも含めて、放課後の子どもの居場所である放課後子どもプランの拡充が必要です。
子どもの視点に立って、子どもの育ちを応援する遊び場づくり、居場所づくりを市民の皆さんとともにすすめていきます。