「私らしく」いられる場所~立川療護園はごろもの音~

重度障がい者を対象とした入居施設、「立川療護園はごろもの音(ね)」の落成式にお招きいただきました。

重度の身体障がいのある方の通所・入所施設、日野療護園の老朽化に伴い、国立市との市境にある立川市羽衣町に新たな施設となり移転となります。

移転後は生活介護事業の定員が一日5名から20名に、短期入所の定員が一週間に4名から6名に拡充。58室ある利用者居室は全て個室で、自動ドア、天井走行リフトが全ての部屋に設置されています。屋上の太陽光パネルや採光システムなど、再生可能エネルギーの利用や省エネルギー設備の導入などの工夫も。

車いすでの入浴

屋上からの光が居室に届く採光設備

また、1階の地域交流スペースにはキッチンもあり、食を介したコミュニティの拠点としても今後の活動が楽しみです。

この施設のモットーは

「私らしく」いられる場所

一人ひとりが自分らしい人生を送ることができる場であるように、という思いが込められているそうです。
その思いが、施設の中だけでなく、地域に、そしてまち全体に広がっていくといいですね!

分身ロボットOrihime(オリヒメ)が、人の代わりに動いたり映像を送ることで、そこにいなくてもコミュニケーションができる、電動車いすの利用者の方と、オリヒメを介して会場とのコミュニケーションを行う場面も。

引越後の運営開始は5月24日より。地域交流を含めた開所記念イベントは6月24日に予定されています。

障がいのあるなしにかかわらず、地域で自分らしく共に暮らせるまちづくりをすすめていきます!

避難用のスロープ