Q. 私自身も子育て中であり、親の思いとしては、子どもが病気の時には仕事を休んで付き添ってやりたいという気持ちがある中で、私を含めてさまざまな状況、事情があってなかなか仕事を休めないのが現状でもある。現在、仕事と子育ての両立支援は、子育て支援の観点のみならず、労働政策においても国を挙げて取り組みを進めている重要課題であり、生活者ネットでは、これまでも子育てをしながらの就労を継続的に保障していくためにも、例えば看護休暇制度や父親の育児休暇制度の拡充を求めてきた。
しかし、一方では、制度が整ったとしてもなかなか取得しにくいという現実も見えてきている中で、働きながら安心して子どもを産み、育てられる環境整備の1つとして病児保育の開設が早急に求められている。
病児保育事業については平成22年度の予算が組まれていたにもかかわらず、実施に至っていない。今年度も引き続き予算が計上されているが病児保育事業の現在の進捗状況はいかがか。
A. 子ども福祉部長) 必要な施策であるということで取り組んでいるところであるが、医師の手当ができていないということで、今のところまだ実施できる段階ではないということで、できるだけ早い段階に開設できるよう取り組んでいきたい。
Q. 医師会との連携を図ることや、国分寺市で病児保育事業が開始できるまでの間、近隣市の病児保育施設の利用費を補助するという支援策、在宅型の病児保育も視野に入れて取り組みを早急に進めるべきでは。
A. 子ども福祉部長) 今後の取り組みの可能性について、研究・検討していきたい。
<病後児保育の拡充について>
Q. 現在、3園で実施されている病後児保育事業について、幼稚園に子どもを預けて仕事をする保護者も増えている中で、同じ国分寺市の子どもを支援する保育施策として考えると、現在の保育園児のみという枠を広げて幼稚園児、さらには学童保育に通う小学校3年生まで利用できることが望ましいと考えるが如何か。
A. 子ども福祉部長)病後児保育事業については、幼稚園に行っている間に就労されている保護者の方々もいらっしゃる中で、未就学児のお子さんが、病後児、回復期にあったときに就労支援するという視点で、遅くとも年度内の実現を目指して検討を進めていきたい。
<休日保育について>
Q. 休日保育については、今年の7月から9月に夏期の電力需給対策による企業等の勤務日変更に伴う対応のため国分寺市でも日曜保育が実施されたが、今回、通常でも週末勤務をされている保護者の方からの利用についての問い合わせについては、今回の取り組みでは対象とならないためにお断りさぜるを得なかったという事例もあったようだ。
今回の日曜保育実施で職員配置も含めて実施可能ということが分かったこともあり、今年度行われる、「長期総合計画の後期見直し」の中で、是非とも休日保育の実施を位置づけていただきたい。
A. 子ども福祉部長) 今回の節電対策に関する休日保育については、市内の保育士、公立の保育士が順番に出ていただいて実施しているという形で、これがこのまま経常的な休日保育として実施するということはなかなか難しいというふうに考えているが、平成26年度ぐらいまでの間に実現に向けた具体的な取り組みを検討していきたい。