プラスチックごみの減量にむけて~6月議会一般質問より~
プラスチックごみは、海ごみの問題やマイクロプラスチックの汚染等、世界的にも大きな問題となっています。欧米諸国ではレジ袋やストロー、ペットボトルなど、ワンウェイプラスチックの容器包装の提供を法律で禁止し、プラスチックごみ削減の具体策をすすめています。
国分寺市のプラスチックごみ回収量は、2015年度から2018年度の間で63t増えています。特に直近の1年間では増加量が45tと急増しているため、発生抑制の視点からの取り組みが必須です。
そこで、市の調達方針である「グリーン購入ガイドライン」に、ワンウェイプラスチック容器を使わないことを明記するよう提案しました。調達方針に位置付けられることで、例えば学校給食の牛乳容器で紙パックとプラスチック・ストローを使わないようビン牛乳の再導入を検討するなど、具体的な提案がしやすくなると考えます。
また、ごみの減量には私たち一人ひとりの生活スタイルの見直しや、事業者の協力も欠かせません。市民はマイバッグとあわせてマイボトルやマイ容器を持参する、事業者は包装容器をプラスチック以外の素材にしたり、量り売りなど包装容器を使わない販売方法を工夫する、行政は条例や計画でそれらを推進する具体的な取り組みを位置付ける等、市民・事業者・行政との協働ですすめる必要があります。