多様な色覚や見え方への配慮を(CUDカラーユニバーサルデザイン・UD フォント)【9月議会一般質問③】

誰にとっても見やすく分かりやすい、利用者の視点に立った情報提供のあり方として、多様な色覚に配慮した「カラーユニバーサルデザイン」(CUD)や、読み書きに困難をかかえる人に配慮した「UDフォント」(ユニバーサルデザイン書体)の取り組み状況を確認しました。

カラーユニバーサルチョーク。オレンジ色に近い赤をはじめ、全体的に明るい色になっています。

市では、市報・HP・広報物等で、色使いや文字の書体の配慮が行われている一方で、庁内で統一した考え方が無く、担当ごとの判断で取り組まれています。そこで、情報がなるべく全ての人に正確に伝わるように、東京都が策定した見やすい色使いやデザインを推奨する「カラーユニバーサルデザインガイドライン」を全庁的に周知し、担当部署を決めて推進することを要望しました。また、学校現場における子どもたちへの配慮については、これまでも子どもや保護者に寄り添った丁寧な情報提供と相談体制の整備を求めてきました。また、板書におけるチョークの色使いの配慮等も要望してきましたが、誰にとっても見やすい「カラーユニバーサルチョーク」を使用している小中学校は半数程度です。購入価格は変わらないため、全校での導入を求めました。

また、教科書でもUDフォントが導入されるようになりましたが、9月に教育現場のパソコンが入れ替わり、UDフォントが使えます。プリント教材や掲示物等に活用する等、誰にとっても見やすく分かりやすい学習環境の整備を求めたところ、すすめていくという答弁がありました。

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東京防災(2015年9月発行)、東京くらし防災(2018年3月発行)は、カラーユニバーサルデザインガイドラインに配慮して作られています。