本が身近にある暮らし~図書館サービスの拡充を~ 6月議会一般質問より

自粛生活中に、図書館利用に関する声を多くいただきました。多様化する暮らしに合わせた新たな図書館の役割が求められています。コロナ禍で市立図書館の利用が予約本の受け渡しのみとなった際に、おすすめの本を詰め合わせた「福袋」の貸し出しが喜ばれました。

自粛期間中に市立図書館で行われた本の福袋。一袋3冊入りで、ラベルの情報を元に袋を選ぶ。普段は選ばない本に出会えるワクワク感も!

このような取り組みに加えて、図書館を訪れなくても本を読めるように、現在は高齢者や障がい者などに限定している「本の宅配サービス」の対象を拡大し、外出が難しい時でも本を貸し出しできるよう要望しました。

近年、特に若い世代の図書館利用が減少しています。市民団体との協働事業でスタートした「託児付き図書館利用サービス」は、子育て中の人がゆっくり本に親しむ機会を得られると大変好評です。そこで小さな子どものいる親子が、休館日などを利用して子どもと一緒に気兼ねなく図書館で過ごせる場を求めたところ、利用者を増やす上で非常に有効と考えるという答弁がありました。

今後も居場所としての図書館の充実や貸し出し拠点を増やすことに加え、地域で行われている文庫や読み聞かせ活動への支援など、市民に身近な場所や機会を活用して、本とふれあえる取り組みを進めていきます。