共生社会にむけたインクルーシブ教育を~12月議会一般質問より~

多様な背景を持つ人たちが互いに理解し合いながら共に暮らす社会にむけ、市の目指すインクルーシブ教育について質問しました。お互いの違いを認め尊重しあえる体験を子どもの頃から積み重ねていくためには、同じ学校や教室で共に学ぶことをできるだけ目指した上で、必要とする支援を受けられる環境が必要です。

その第一歩として、在籍人数が増えている特別支援学級の増設を求めました。現在、特別支援学級があるのは小学校10校中3校、中学校5校中2校です。半数以上が学区外の学校に通っていますが、地域の学校に通えるようになれば、通常学級の子どもにとっても共に過ごす機会を増やすことになります。

市では2021年度に第4次特別支援教育基本計画が策定されます。学校生活でも特別支援学級の子どもたちが通常学級で席や役割を持つなど、できるだけ共に過ごしながら必要な合理的配慮や個別の支援を受けられる具体的な描きが必要です。

また、増えている不登校の子どもの学びを支えるトライルームの拡充と、校内で学習支援を行うサポート教室の有効活用を求めてきましたが、昨年8月にトライルームの分室が本多公民館内にできました。現在は試行のため週2日ですが、毎日通えるように5日間の開室を求めました。

大学時代に公立中学校で特別支援学級の介助員としてお手伝いをさせていただきました。多くを学ばせていただき、とても貴重な経験でした。

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