被爆者の思いを受け止め、一日も早い核禁止条約の批准を!
東京都原爆犠牲者追悼のつどいに参加しました。
2021年3月末現在、全国の被爆者数は前年から8,927人減って、12万7,755人となりました。都内には4,402人の被爆者の方がいらっしゃいます。
追悼のつどいに先だち、青戸平和公園で行われた原爆犠牲者慰霊碑への献花にも参加させていただきました。
慰霊碑には広島市と長崎市から寄贈された被爆石が置かれています。
広島被爆石は、京橋川にかかっていた御幸橋の歩道の縁石で、爆心地から2.3kmの地点にあったもの。被爆当日は市内から逃げる被災者で橋の上は大混乱し、凄惨をきわめたそうです。
長崎被爆石は、爆心地の真下を流れていた下の川の護岸石。爆心地から100mの距離で、熱線による剥離がみられます。当時全身にやけどを負った被災者が水を求めて次々と川に飛び込み死亡したとのことです。
追悼のつどいでは被爆者の証言もお聞きでき、広島市長・長崎市長からのメッセージの代読もありました。
被爆から76年が経ち、被爆者の高齢化がすすむにつれ被爆者数は年々減少しています。被爆の記憶と記録を次世代につないでいかなければなりません。
今年の1月に核兵器禁止条約が発効されました。この条約には「ヒバクシャ」という言葉が使われています。唯一の戦争被爆国として、日本政府は一日も早い条約の批准を願っている被爆者の方々をはじめとする多くの民意を受けとめ、核兵器禁止条約に署名・批准すべきです。