野川の最上流部整備の早期実現を求める陳情、趣旨採択に
日立製作所中央研究所の大池を源流として国分寺市内を流れる野川は、鞍尾根橋を境に小金井市から下流では、緑あふれる散策路や多種多様な生き物が生息する水辺に子どもたちが降りて遊ぶ姿が見られます。ところが、最上流部の国分寺市内はコンクリート三面張りの護岸となっており、親水とは
言い難く残念な景観です。
野川の最上流部は、2017年に策定された東京都の野川流域河川整備計画において今後改修が必要な区間として位置付けられていますが、未だに着手されていません。豪雨対応などの治水・防災だけでなく、散策路やうるおいのある景観を取り戻すために野川の整備を早期に実施してほしいと、国分寺市民から声があがり、約1万4千人の署名とともに都議会に陳情が提出され、都議会第1回定例会で趣旨採択となりました。生活者ネットワークでは、これまでも野川の整備の早期実現を求めてきました。野川が自然豊かな市民の憩いの場となるよう、今後も提案していきます。