水道水の有機フッ素化合物(PFAS)汚染問題
水道水の 有機フッ素化合物汚染 について、多摩地域を中心に不安の声が広がっています。昨年、多摩地域の市民団体が行った調査では、国が行った調査の3倍余りの血中濃度の有機フッ素化合物が検出される結果となりました。先日、血液検査に参加された国分寺市民の方のインタビューがテレビでも報道され、健康被害や子どもへの影響について心配や疑問など関心が高まっています。
●有害性指摘の「PFAS」井戸水や基地周辺など全国で検出相次ぐ 東京・多摩地域では取水停止に…住民の血液検査で国調査の3倍余り検出【news23】
生活者ネットワークは化学物資や地下水汚染の問題に継続的に取り組んできていますが、有機フッ素化合物(PFAS)汚染問題については2019年から議会質問や東京都に対して要請を行うなどの取り組みを行っています。
昨年は都議会第3回定例会の文書質問でも取り上げました。都としての検査の実施や検査対象物質の追加、規制拡大を国に働きかけることなど質問しました。国の動向を注視するに留まるなど、都の主体的な取り組みは感じられない答弁に終始していましたが、ここにきてようやく環境省の検討が始まりました。待った無しの課題です。原因究明や対応と対策を引き続き求めていきます。