防災や避難所運営に女性の視点を!
元旦の能登半島震災から2週間が経ち、被災者の厳しい避難生活が長期化しています。ライフラインが止まり、寒さに加えて雑魚寝やプライバシーが確保されない劣悪な避難生活は健康面や性暴力などの二次災害を引き起こします。報道などからも避難所運営や防災における女性の視点がまだまだ行き届いていないと改めて感じます。
仮設住宅の建設がようやく始まりましたが、入居まではまだ時間もかかります。生活者ネットワークでは、かねてから近隣のホテルや旅館を開放し、配慮の必要な避難者を優先的に受け入れることや、トイレカーの活用を求めてきました。今回の震災でもトイレ問題が深刻で、近隣県から「トイレカー」での支援は大変喜ばれています。都では消防用のトイレカーが2022年度より導入され、2023年度には立川にも配備されるなど、災害現場での救助活動や被災地での後方支援としての活動が広がっています。
東京都から救援物資として液体ミルクが送られるなど、防災備蓄品に生理用品や液体ミルクが加わるなど、女性の視点で議会に提案し続けてきたことが実現し、被災地支援として役立っています。防災や避難所運営に女性や子どもの視点を取り入れることを引き続き提案していきます。