自分らしい埋葬のあり方を選択する~都立小平霊園の樹木葬を視察しました~
4月17日に都立霊園で初めて樹林葬・樹木葬が導入された小平霊園を視察しました。
お天気も良く、新緑や色とりどりのお花がとても綺麗でした!
生活者ネットワークでも提案し、2012年に都立霊園として初めて樹林墓地が導入されたのが都立小平霊園です。現在は都立霊園8園のうち、小平霊園と多磨霊園で樹林葬が導入されています。
募集は毎年6月中旬から7月にかけて行われます。樹木葬と樹林葬の募集は小平霊園では停止しており、現在は多磨霊園のみとなっています。
また、東京都でパートナーシップ制度ができたことにより、2023年度の募集からは事実婚を含むパートナーシップ関係での申し込みができるようになりました。
合葬埋蔵施設や、芝生地で花に囲まれ墓石が目立たないタイプの小型芝生墓地なども見学しました。
2018年に東京・生活者ネットワークで取り組んだ「ジェンダー問題プロジェクト」で、東京に暮らす女性100人にインタビューを行いましたが、高齢女性からの声として「自分らしい埋葬の仕方を選択したい」「夫の実家のお墓に入りたくない」などの声も多く寄せられました。
多死社会を迎えるにあたって、継承者を必要としないお墓や、土地が少ない都市部での埋蔵のあり方について考える良い機会となりました。
最後に小平霊園内にある「こどもの碑」のお参りをさせていただきました。