「こども笑顔ミーティング」に参加しました!

1/31(日)大田区で行われた「こども笑顔ミーティング~増やそう、つながろう、みんなの居場所〜」に参加しました。定員100名で予定されていましたが、全国から集まった参加者数は200名程にもなったそうです。

実行委員会代表を務めるのは、大田区で3年前から子ども食堂の活動に取り組んでいる『気まぐれ八百屋だんだん』店主の近藤博子さん。子どもの置かれた状況、その実情を知って、子ども支援のあり方を考え、ゆるやかなネットワークを作りながら、子どもの成長をみんなで応援する仕組みをつくっていくことをめざし、実行委員会が立ち上がりました。

基調講演では、「子どもの現状を知ろう」というテーマで、児童養護施設『聖フランシスコ子供寮』の元寮長の釘宮禮子シスター、青少年の居場所『 Kiitos』の白旗眞生さん、子どもの学習支援『ススム寺子屋』の彦部幸子さんから、子ども支援の現状について報告がありました。

釘宮シスターのお話の中で印象的だったのは、「児童養護施設に入ってくる子ども達は、その時代の負の部分、影の部分を背負わされている子どもが多い」という言葉。昔は主な入所理由について、離婚や精神疾患等による養育困難が多かったようですが、近年は児童虐待が多いそうです。また、子どもの時に助けを求めても、助けを得られた経験なく成長した場合、大人になって社会に出て困ったことがあっても助けを求めることができないとのこと。

 

白幡さんからは家庭にも学校にも居場所のない子ども達が安心して過ごし、食べることのできる場の大切さについてお話しされました。一度でいいから抱きしめて欲しいという子どもの寂しさに寄り添い、泣きながら抱きしめてあげたというお話を聞き、涙が止まりませんでした。

彦部さんは、学校では友達の目があるので相談室に入ることは敷居が高いため、体調不良を理由に保健室に相談に行くケースも多い等、学校の相談室が子ども達の逃げ場になりづらい現状や、物理的にも精神的にも居場所のない子どもたちや、孤立する保護者が、信頼できる人と関係をつくれる場の重要性と、公的財源の必要性を訴えられました。

子どもは親や環境を選ぶことができません。行政の役割の重要性は当然ですが、民間の力、地域の力を借りて「地域連携」ですべての子どもたちの育ちを支えていくことの大切さを感じました。

「こども笑顔ミーティング」第2弾は2月28日(日)14:00~16:30に大田区消費者生活センター2階・講座室にて行われます。

 

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