多様性を認めあい 人権を尊重しあえるまちへ!~令和3年度 施政方針に対して代表質問しました~

2月21日(日)に、国分寺市議会では年に一度の日曜議会が開催され、令和3年度の施政方針に対して各会派から代表質問が行われました。無会派(国分寺・生活者ネットワーク)の質問時間は40分間でした。

【無会派(国分寺・生活者ネットワーク)代表質問 要旨】

◆岩永:差別をなくすための宣言は大事だ。パートナーシップ制度LGBTQ相談窓口の設置、心や施設のバリアフリー等とも関わるため人権施策としての一体的な取り組みと、教育との連携を。

市長:全ての人は大切な存在であり、あらゆる差別を許さないことを表明してダイバーシティやインクルージョンの実現に向けて取り組む。性の多様性においては、教育委員会と連携し成長期の児童生徒の悩みに丁寧に寄り添う。

岩永:「未来を担う子どもたち」というだけではなく「今を生きる子どもたち」という視点が重要。コロナ禍で子どもたちも様々なしわ寄せを受けている今だからこそ、子どもを権利の主体として捉え自分らしくエンパワーできることが大事。また、子ども参加・参画の取り組みの見解を伺う。

市長:同じと考えている。子どもを権利の主体として捉えることは非常に重要。子どもの意見を取り入れながら子どもの視点に立った施策を推進する。

岩永:幼児教育・保育の無償化の対象とならない施設等への利用者の負担軽減について、今後の見通しは?

市長:国の事業を活用して、補助の拡大を検討する。幼稚園類似施設等への補助も含めて可能性を探る。

岩永:産後ケア事業が始まる。どのような産前産後支援の充実を目指すのか?

市長:通所で出産後の母親の心身のケアや育児支援を行う。子育て世代包括支援センター事業に位置づけ充実させる。

岩永:図書館「小さい子どもを育てる人のための本の時間」事業が直営となるが、市民提案の協働事業の実績と成果を引継ぐべき。公民館と図書館が同じ建物にある意義を活かし、コミュニティや創造的な活動拠点としてのあり方を市民と共に考える機会を。

教育長:令和元年度はコロナ禍でも定員の86%の利用があった。子育て中の親が自分の本を読む時間や、子どもと一時離れて過ごす機会を提供できた。公民館の協力を得て市民団体の特性を活かした細やかな配慮が行えた。今後も充実させていく。

岩永:国際協会外国にルーツを持つ児童生徒への支援に予算が付き充実される。学校現場との連携を。

教育長:ニーズの把握・支援体制の強化等、個別支援の充実に取り組む。

岩永:こくぶんじ保育園トイレのバリアフリー化が行われるが、障がい児保育の充実には社会的・物理的な環境整備が重要。今後は医療的ケア児の受入も見据え進めていただきたい。

市長:より安全な保育環境を整備し障がい児保育の更なる充実をはかる。

岩永:令和4年度から成人年齢が引下げられる。若年層への消費者被害の防止策を。

市長:小・中・高校と連携して東京都消費者啓発員による消費者講座を実施する。

 

その他、新型コロナウイルス感染症対策やPCR検査、認知症グループホーム、障がい者施策、子どもの発達支援に関する相談体制、公民館のくぬぎ教室・保育室事業、(仮)リサイクルセンターの整備、都市農業の推進と農地の保全・農福連携、バリアフリー基本構想について等、質問しました。

 

※市議会HPで、代表質問と施政方針が録画配信されています。

【代表質問 無会派(国分寺・生活者ネットワーク) 岩永康代】

http://kokubunji.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=1268

【令和3年度 施政方針】

http://kokubunji.gijiroku.com/g07_Video_View.asp?SrchID=1260