投票率向上の取り組みについて~期日前投票の環境整備と公共交通機関や商業施設との連携で啓発活動を~

平成27年6月議会 一般質問⑦

続きまして3番の投票率向上の取り組みついてお伺いいたします。昨年12月議会の一般質問と改選前の予算委員会でもこの項目について取り上げさせていただき、主に、投票に行く意志はあるのだけれども、障がいや高齢という理由で投票所への移動が困難な方への対応の必要性について質問させていただきました。その後、4月の市議会議員選挙では歩行が困難な方について、福祉サービスについての情報提供や「投票所前に駐車場がある市役所の期日前投票を御利用くださいとい」う注意書きを市報やホームページに記載してくださいまして、ありがとうございます。

今回の市議会議員選挙の投票率は48.02%という結果でした。4年前の2011年の市議会議員選挙の46.51%に比べるとわずかに上昇はしたものの、半数以上の有権者が投票に行っていない、この現状は重く受けとめるべきだと思います。昨日も複数の議員から質問がございましたが、今回の市議選では約20%が期日前投票であって、そしてその数が前回の市議会議員選挙よりも3,000ほどふえている、このような現状を踏まえますと、私も利便性の高い駅周辺の期日前投票の環境を充実させることは重要であると思います。例えば利便性の高い駅の近くにある本町、南町地域センターやいずみホールでの期日前投票について、今実施されている本町、南町地域センターでは日数や時間を拡大していくことであったり、また実施されていない西国分寺の拠点については改めて実施について御検討いただくこととあわせまして、投票に向けた市民への周知啓発という意味では、さらに広く市民に呼びかけていくために市内の公共交通機関であるぶんバスを含むバスであったり、駅や大型スーパーなどの商業施設とも連携して投票啓発のアナウンスをしていただくということも1つの方法ではあると思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

選挙管理委員会事務局長) 今御質問のぶんバス、それから駅構内でのアナウンス、それから大型店舗のそういった周知につきましては、今現在、ぶんバスにつきましては、ぶんバスのフロント部分にバスゼッケンを掲示してそういった周知を行っているところであります。それからぶんバスの社内におきましては、広告を掲出して周知を行っているところであります。ぶんバスの車内放送が可能かということを確認したところ、それについては可能ということでございました。その費用については、音声収録費用がその部分の費用負担がかかるということで、これについては今後車内放送を行うということになれば調整が必要ということで考えております。また、放送の回数につきましても、それについては今民間企業等といったところも車内放送の依頼をしておりますので、その部分については若干また調整が必要と考えております。ぶんバスの乗降客につきましては、東元町ルートにおきましては1,300人ほど1日で乗降客があるということであります。それから、その他のルートにつきましては380人から550人の乗降客があるということで、社内放送を行うことによって一定の効果があると考えております。またルートのところでは、期日前投票所がそういったルートを通るところがありますので、そこについても車内放送することで一定の効果が上がると思っておりますので、選挙管理委員会としても次期の選挙に向けて、これについては検討してまいりたいと思っております。

それから駅構内での放送についてなんですが、西武鉄道とそれからJRには確認してございます。西武鉄道につきましては、緊急時のそういった放送は行っているということなんですが、選挙のそういった構内の放送については現状では難しいという対応でございました。それから、JRにつきましては八王子支社に選挙管理委員会が確認してございます。これについては、実際にできる、できないというのはその場では確認はできなかったんですが、選挙の際に依頼していただければ、これについては本社で決定していきたいということで、そういった回答でございましたので、今後周知が必要ということであれば、そういったJR等にも依頼していきたいと思っております。

それから、大型スーパー等の店内放送でありますが、今市内の3施設に放送をお願いしている状況であります。これについては、幾つかまだスーパー等でお願いしていないところがありますので、これについては拡充に向けて、次期選挙、参議院選挙に向けて検討してまいりたいと思っております。

さまざまなお問い合わせをしてくださったり、可能性について調査してくださり、ありがとうございます。とにかく多くの方に周知していくという意味での可能性を今後もさまざまな方向から探っていただきたいと思いますので、引き続きの御検討をお願いいたします。