セクハラ・DV・性暴力のない社会へ!

元陸上自衛官の五ノ井里奈さんが自衛隊内での性暴力被害を訴えたことで明るみになった自衛隊での性暴力の実態、国会議員などで常習化しているセクハラの問題、保育士や教師による児童・生徒への性暴力やわいせつ行為、電車内で痴漢被害にあった女性弁護士が顔と実名を公表して被害を訴えるなど、連日のように性暴力やセクハラに関する報道が続いています。

●都営地下鉄線への女性専用車両に関わる陳情審査される
都議会第3回定例会では「都営地下鉄の全路線・全編成への女性専用車両の導入に関する陳情」が、私の所属する公営企業委員会で審査されました。現在、都営地下鉄で女性専用車両が導入されているのは4路線のうち新宿線のみです。運行時間は朝のラッシュ時間帯で、全路線・全編成への導入は、私鉄各社と運用面なども含めて様々な調整が必要であり、協議を重ねているとのことです。

しかしながら、痴漢は犯罪であり、一刻も放置することは許されるものではありません。都営地下鉄としても対策の強化の中で、まずは大江戸線での導入が検討されていますが、早期の実現とともに、全路線での導入にむけた検討を要望しました。また、残念ながら女性専用車両の導入だけでは、痴漢撲滅は難しい現状もあります。男性やLGBTQの被害者への対応も含めて、全車両で痴漢を許さないというメッセージの発信を強化し、さらなる車内アナウンスや啓発ポスターの掲示などの取り組みを要望しました。

●自治体政策に女性の声を反映し、誰もが安心して暮らせる社会を実現しよう
国会でも教師や保育士、ベビーシッター、塾講師による性暴力が頻発したことから対策をどう進めるのかについての議論があり、2021年6月に、教職員性暴力防止法が成立、2022年4月に施行されたことを受けて、東京都は児童・生徒を教職員等による性暴力から守るための第三者相談窓口を、2022年4月末から開設し、電話やメールでの相談を外部弁護士が受けています。2ヶ月で13件の相談が寄せられているということです。相談後のフォロー体制や相談できていない被害者へのアプローチ、再発防止はもちろんのこと、未然防止の取り組みが急がれます。

東京・生活者ネットワークでは、毎月11日に行われる※フラワーデモに賛同し、都内各地で「フラワー遊説」を開催。女性への暴力をなくそうと訴え、セクハラやDV・性暴力のない社会をめざしてアピール街宣を行っています。日本社会にまん延する性暴力やハラスメントをはじめ、あらゆる暴力をなくすために、政策決定の場、暮らしの現場である自治体議会に女性議員を増やしましょう!

※ 2 0 1 9 年、性暴力事件の裁判で不当な判決が相次いだ。対して、全国の女性たちが各地で抗議の意思を示そうと「フラワーデモ」を開始。女性たち一人ひとりの主体的な思いを持ち寄る形で毎月11日に続けられている。