英語スピーキングテスト(ESAT-J)は都立高校入試になじまない

混乱の都議会第3回定例会が10月7日に閉会しました。

「英語スピーキングテストの都立高校入試への活用中止のための都議会議員連盟」発足の記者会見。10月13日。

今定例会では、英語スピーキングテストを都立高校入試で使用しないようにする「東京都立高等学校の入学者の選抜方法に関する条例」が、立憲民主党などにより議員提案されました。その採決をめぐり一本化できない会派から要請があったことから、採決は記名投票で行われ、議長と欠席者をのぞく投票総数119のうち、賛成21票、反対98票で否決となりました。また、文教委員会で審査されたスピーキングテストの都立高校入試への活用に反対する請願は、異例の継続審査となりました。

英語スピーキングテストは、都立高校入試への活用方法が知られるにつれて反対意見が広がっています。受験しなかったり欠席した場合の対応など、問題点は解決されておらず、判定の公平性も問われています。英語で話す力を育てることは重要ですが、信頼性の薄い試験結果を都立高校入試に使うことはまったく違います。また、この間、問題点がいくら明らかになっても都教育委員会から改善する気配すら見せないため、条例に賛成しました。

10月7日に超党派の議員による「英語スピーキングテストの都立高校入試への活用中止のための都議会議員連盟」が発足し生活者ネットワークも参加。都議会6会派から議員総数の1/3をこえる42名の議員が賛同しています。あらためて、スピーキングテストの都立高校入試活用の中止を求めていきます。

都議会生活者ネットワークも議員連盟に参加し、英語スピーキングテストの都立高校入試への活用の中止を訴えました。

 

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