学校はもっと楽しい場所になる!~校庭プレーパークの可能性~

●子どもにとって遊びは「いのちのしくみ」

都議会第2回定例会の代表質問で、「子どもの遊びと幸福度の密接な関係」に着目し、子どもにとっての遊びの意義や重要性について、東京都の認識を質しました。これに対し子供政策連携室長からは、「子供は遊びを通じて友達同士で関わり合いながら、様々なことに自ら挑戦することによって、実社会で生きる力を育んでいく」との答弁がありました。

日本では、平日に外遊びをしない小学生が 78%、放課後に一緒に遊ぶ友達がいない子どもが 18% にのぼるという調査結果があります。
さらに都内の公園では、ボール遊びなどの禁止事項が増え、近隣からの苦情も多く、思い切り遊べる広い場所が減っているのが現状です。子どもたちが自由に遊べる遊び場を、もっと都内に増やしていく必要があります。

東京都では2021年に「こども基本条例」が制定され、子どもの意見を反映した遊び場づくりやプレーパークの実施、子どもの居場所づくりが各地で広がっています。しかし、子どもが一人で行ける身近な場所にはまだ十分とは言えず、特に都心部では広いスペースの確保が課題となっています。

●昭島市立光華小学校の取り組み

こうした中、昭島市光華小学校では校庭の一角をプレーパークとして開放し、在校生だけでなく地域の子どもたちも自由に遊べる取り組みが進んでいます。東京都の「子どもの遊び推進プロジェクト」に採択され、実現した取り組みです。

🎥あそび×まなび「学校にプレーパークがあったら起きる素敵なこと」(東京都HPより)
https://youtu.be/onJNS_QE5mM?si=O0JLOLcMYBJ1S7K1

子どもや保護者からは「うちの学校でも実施してほしい」という声が届くなど、好評だと伺っています。こうした取り組みを都内で広げていきたいと考え、私は第2回定例会の文書質問に合わせて、生活者ネットワークの仲間たちと校庭プレーパークを実施している昭島市立光華小学校を視察しました。

●私の学校は『私』がつくる!

光華小学校では、プレーパークだけでなく、学校運営の基本に「子どもの権利」が位置づけられています。子どもたちが「やってみたい」と思うことに挑戦できる環境が整えられ、ワクワクする好奇心を原動力に主体的な学びが日々実践されていました。

光華小学校の2026年度学校教育目標は「まず、やってみよう!~私の学校は『私が』つくる!~」です。

校庭プレーパークは、まさにその延長線上にある取り組みだと感じました。

校庭の一角には、ダイナミックに遊べる遊具やハンモック、大きな木の下のウッドデッキなど、手作りの遊び場が広がっています。

放課後だけでなく、休み時間や始業前の朝の時間に1時間ほど遊び込んでから授業に向かう子どももいるそうです。遊び込むことで集中力が高まったり、学年を超えた集団で遊ぶ経験が学校生活にも良い影響を与えているとのことでした。

また、近隣の子どもたちもプレーパークで遊ぶことができ、校舎の裏には「エディブル・スクールヤード」と呼ばれる学童農園があります。

保育園の子どもたちがお散歩で訪れ、水やりや収穫を体験するなど、地域と一体となった運営が行われていました。

光華小学校の取り組みは、子どもたちの主体性と好奇心を育む、まさに「遊びと学びがつながる」実践でした。
東京都と自治体が連携しながら、こうしたワクワクする取り組みを都内にもっと広げていきたいと強く感じています。