発生抑制の視点からペットボトルの削減を【9月議会一般質問①】

近年急増しているペットボトル。特に気候変動による夏の暑さに伴い、市のペットボトル回収拠点や店頭の回収ボックスからペットボトルがあふれている光景をよく目にします。

国分寺市ではペットボトルの回収量の推移は、平成20年度19トン、平成26年度61トン、平成30年度100トンと、この10年間で5倍以上にも増えています。また、伸び率については、特に直近では1年間の伸び率が15トンと急増している状況があります。プラスチックごみの減量と合わせて、ペットボトルの大量消費を見直し、使用を控える発生抑制の取り組みが不可欠です。

国分寺市役所第一庁舎1階にある自動販売機。約半数がペットボトル入り飲料。

脱プラスチックの動きは、世界では次々とすすんでいます。ペットボトルに関しては、今年8月にサンフランシスコ国際空港が市の条例に従って、ペットボトル入りの飲料水の販売を全面的に禁止しました。そしてそれに伴い、空港内の100カ所に無料のマイボトル用給水ステーションが設置されました。マイボトルを持っていない場合は、空港内の売店でリユース容器を購入して無料で給水できます。

また、小金井市では、市庁舎の飲料用の自動販売機にペットボトルの容器を置かない取り組みを行っています。国分寺でも市庁舎内にある飲料用の自動販売機をペットボトル以外の容器にしたり、マイカップで購入できるものにする取り組みを求めたところ、環境基本計画の実施計画に位置付けるなど対応を検討することとあわせて、市が推進するSDGsの具体的な取り組みとして検討してすすめるという答弁がありました。